無料で出来る! Gimpでドラクエ風ロゴを作成しよう
Gimpという画像処理のフリーソフトで、ドラゴンクエスト風のロゴを作る方法をご紹介します。
上の画像は完成形です。
画像付きで手順を追って解説してますが、もしGimpの使い方で分からない箇所が出てきた場合は、コメントいただくか下記のサイトがおすすめです。
スクリプトをインストール
まずスクリプトをインストールします。
手順は下記のサイトに載ってますのでご確認ください。
3D 押し出し(3D Extrusion)(閉鎖)
テキストを3D化する方法として、下記リンクを参照ください。
テキストやアイコンを立体的にする方法
3D化出来たら、文字を曲げるの項までスキップです。
ドラクエ風ロゴの加工方法
新しい画像の作成
まず、
→ で白紙の画像を作成します。キャンパスサイズは今回は640×400にしてみましょう。作っていて「やっぱりもっと大きくしたい!」という場合でも後で変更が可能です。
文字を挿入
テキストツール で文字を挿入します。フォントはImpact Condensedがお勧めです。
文字のレイヤーを複製します。(レイヤータブの複製ボタンか、レイヤーを右クリック →
)押し出し角度が左右で異なるため、右側の文字と左側の文字で別のレイヤーにしてください。
文字を前だけ or 後ろだけ消して、位置を調整すればOKです。
パターン画像を追加する
3D押し出しの前に、岩肌のパターン画像を探してきます。私はこちらの画像を使いました。
適当な場所に画像を保存したら、Gimpでその画像を開きます。
画像サイズが1600×1062と大きすぎるため、小さくしたいと思います。
→ で1/2サイズにします。
更に、ひび割れが縦より横に入っていたほうが、より「っぽく」なりますので、
→ → で90度回転させます。90度回転させたらキャンパスからはみ出てしまいました。
そんなときは
→ で、リサイズしましょう。完成した画像をパターンとして使うために、
→ します。保存場所はどこでもいいです。拡張子の .jpg を削除し、.pat に書き換えてエクスポートを押下。
こんなメッセージが表示されれば成功です。
出来たファイルを、Gimpのパターンフォルダに移動します。
保存場所は(デフォルトの状態で)、C:\Program Files\GIMP 2\share\gimp\2.0\patterns です。
移動が完了したら、パターンタブにあるリロードボタンを押してみましょう。先程の画像が追加されているはずです。
文字を立体的にする
まずは左側の文字から。(左側の文字のレイヤーを選択しておきます)
厚みの種類は通常、厚みの長さは20、厚みの方向は135、厚みをパターンで塗りつぶすにチェックを入れて、先程のパターンを選択します。
実行するとこんな感じ。
同じく右側の文字のレイヤーを選択し、3D押し出しをします。
基本は先程と同じですが、厚みの方向を45にします。
両方の文字を押し出した結果はこんな感じです。
文字を曲げる
次に、文字をカーブさせます。
とりあえず左側文字の押し出しレイヤーを選択しておき、
→ → を選択します。プレビューを見ながら良い感じになるように、上部境界と下部境界とそれぞれカーブの線をドラッグします。
いい感じにカーブしたらOKで実行。
実行後です。この状態だと左側の押し出しのレイヤーにしかカーブが適用されていません。
パターン オーバーレイのレイヤーにもカーブを適用させましょう。
同様に、右側の文字とオーバーレイにもカーブを適用させます。
のアイコンをクリックして文字のレイヤーを非表示にしたら、こんな感じになります。
遠近法で更に立体感を出す
3D感は出ましたが、もう一歩!
遠近法で更に立体感を付けてみましょう。
文字のレイヤーとオーバーレイのレイヤーを鎖 でつなぎます。
そして遠近法 で角度をつけます。
反対側も。
傾斜を気持ちキツめにした方が、よりそれっぽさを感じさせることが出来ます。
表面の色を変える
押し出しレイヤーを選択しておき、色域を選択 で表面の色をクリックします。
私は半径を3、しきい値を7に設定しました。
描画色と背景色を、お好きな色を選択します。
新規レイヤーを作成し、グラデーションツール で文字の表面にグラデーションをかけましょう。ドラッグする方向や長さでグラデーションのかけ方が変わりますので、色々試してみてください。
よくよく見ると青くしたくない部分まで着色されてしまっています。
そんなときは消しゴムツール で消せばOK!
ひび割れ感を出す
事前準備として、左側文字のオーバーレイのレイヤーをドラッグして上から3番目に持ってきます。
ついでにその下に新しいレイヤーを作成しておきましょう。(画像では名前がレイヤーになっているやつです)
続いて、左側文字の押し出しレイヤーを右クリックし、
をクリックします。→ で一旦パスに保存します。
そしたら今度は右側文字の押し出しレイヤーを右クリックし、同じ く
してから、 → で保存します。ツールオプションタブで、パスを可視化 し、右クリックメニューから
を行います。再度パスを右クリックし、
を選択します。先程新しく作ったレイヤーに、
ついでにレイヤー名をひび割れに変更しておきましょう。。
→ → で、画像の通りに設定してOKをクリック。正解はないので好きなように数値をいじってみてください。
文字にひび割れが出現しました。
レイヤーを比較(暗)にして、3Dの影の部分を表示させます。(やっておかないと、のっぺりした印象に)
あとレイヤーの不透明度を50%に変更します。
ここからもうセンスの世界です。
ブラシツール で、もやもやっとした感じに塗ります。(モード:比較(暗))
上の方の側面は、ちょっと明るめの色をブラシで塗ります。(モード:覆い焼き)
文字の縁取り
グラデーションのレイヤーを右クリックして、
します。→ で1px拡大します。
新規レイヤーを追加し、
→ を行います。グラデーション部分に縁取り付きました。
ドラクエ風ロゴの完成!
これで完成です!
岩の質感を出したかったのですが、ひび割れはいらなかったかもしれません。
他にも色々方法はあると思いますので、この記事を参考にしてあれこれ試してみてください。
ディスカッション
コメント一覧
フィルター→下塗りの中に3D押し出しが無いのですがどこにありますか?
http://www.geocities.jp/gimproject1/scripts/3d-extrusion/
こちらのサイトのスクリプトはダウンロード&指定のフォルダに保存されてますか?
フィルター→下塗りで上から4番目に出てくるはずですが・・・。
tommy 様 こんにちは!
有益な情報をありがとうございます。
表面の文字が変更できません。
何が問題なのでしょうか?
教えていただけると幸いです。
こんにちは!
今はもう手に入らない3D押し出しを使った手順ですので、記事内で紹介してますGIMPチュートリアルさんの方法ですと上手くいかないかもしれません…。押し出し部分が単色なので。
ですので、表面の色は元々のテキストを活用したら良いかと。
ただ、カーブするとどうしても微妙にずれてしまうので、影のレイヤーが出来上がってから
1.テキストレイヤーの不透明部分を選択&1px縮小
2.新しいレイヤーで塗りつぶし&元のテキストレイヤーは非表示
3.位置を調整
すると、ズレはまだマシかもしれません。